曜「ヨーソロー!」
曜「この間バーガークイーンで新発売された、国産黒毛和牛とスペイン産イベリコ豚を使用した高級バーガーをついに購入したであります!」
曜「それでは、早速いただきまーす!」
ザーザザザー
曜「…ん? 無線だ、誰からだろう…。」
『こちら、作戦指令本部。 メリーヴェルの丘にある基地が異世界生命体によって襲撃されてしまった。』
曜「メリーヴェルの基地って言ったら、千歌ちゃん達がいるところですよね!? 千歌ちゃん達は無事なんですか!?」
『彼女達はどうやら奴らに倒されて、メリーヴェル小基地で捕らえられているとのことだ。 至急、メリーヴェルの基地に行き彼女達を救出せよ!』
曜「ヨーソロー!」
曜「…せっかく味わって食べたかったけど、そんなことをしてる場合じゃないね。」 パクッ
曜「…。」 モグモグ
曜「千歌ちゃん待っててね、今助けに行くから!」 ブロロロ…
曜「全速前進~、ヨーソロー!」
ブォーーーン
………。
~~~~~
~ギラギラ海道、北部~
海未「…遅いですね、まだ果南達は来ないのでしょうか。」
希「遅いって言っても、まだ予定よりも10分遅れているだけやん。」
凛「そうだよ! そんなに急ぐ作戦でもないし、ゆったりと千歌ちゃん達が来るのを待つにゃ。」
海未「しかし…。」
ザーザザザー
希「ん? 海未ちゃんのトランシーバーから通信が入ったみたいやん?」
海未「一体、なんでしょうか…。」
海未「こちら、リリーホワイトです。 何かありましたか?」
真姫『う…海未、助けて! 異世界生命体…、リトルデーモン団の幹部と思われる奴が基地を襲撃してきて基地が壊滅状態なの!!』
海未「ま…真姫、大丈夫ですか!?」
凛「真姫ちゃんに何かあったのかにゃ?」
希「わからんけど、何か嫌な予感がしそうや…。」
真姫『私ももう駄目だわ…。 千歌達まで奴らに捕まったから、後は貴方達だけが便りなの!!』
海未「えっ、千歌達が捕まったってどういうことですか!?」
リリー『ふふっ、まだこんなところにも残っていたのね! 楽しませてあげるわ!』
真姫『いっ…いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
海未「真姫、真姫ーーー!?」
プツン
凛「希ちゃん、これって…。」
希「恐らく、真姫ちゃん達のいるメリーヴェル小基地が襲われたんだと思う。」
海未「真姫…。」
ザーザザザー
希「あ、また通信が入った。」
『リリーホワイト、聞こえるか? こちら、作戦指令本部だ。』
『メリーヴェルの基地が襲われたため鎮守府奪還作戦を中止し、今からメリーヴェル小基地に捕らえられた仲間の救出作戦を行う!』
海未「は、はい…。」
『健闘を祈る!』
海未「…やはり、真姫は襲われていたんですね。 凛、希、作戦を変更して真姫達を助けに行きますよ!」
凛「もちろんだにゃ!」
希「そうと決まれば、メリーヴェルの丘までれっつごー!」
シジミ歩兵隊2「「「「「そうはいかんぞ!!」」」」」
シジミ歩兵E「ヨハネ様の計画の邪魔はさせない!」
シジミ歩兵隊長2「タンクよ、撃てーっ!」
ドーン
ドカーン!!
シジミ歩兵F「見たか、この威力443のシジミ砲を!」
シジミ歩兵H「我々に見つかったのが運の尽きだな、人間よ。」
シジミ歩兵G「残りはあと二人、楽勝だぜーぇ!」
凛「…今のは攻撃かにゃ?」
シジミ歩兵隊2「「「「「何イィィィィィィィィっ!?」」」」」
シジミ歩兵G「何故、生きているんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
シジミ歩兵隊長2「馬鹿な…。 威力443もあるこの砲撃に耐えるのは、普通の人間では不可能なはずなのに!?」
凛「言っておくけど、凛の体力は30000もあるんだよ? たかだか威力443の攻撃なんて、痛くも痒くもないにゃ!」
希「ちなみに、ウチの体力は32800で、後ろにいる海未ちゃんの体力は37061もあるんやで!」
海未「そもそも私達は日々山籠りで身体を鍛えているので、たかが戦車の砲撃でやられたりなんかしませんよ?」
シジミ歩兵隊長2「なん…だと…。」
シジミ歩兵F「た…隊長、こいつらヤバいッスよ…。」
シジミ歩兵E「我々では、太刀打ちできる相手ではありません!!」
シジミ歩兵H「逃げるんだぁ、勝てるわけがない…。」
凛「逃がさないよ!」 ポン
カランカラン…
シジミ歩兵隊2「「「「「…えっ?」」」」」
ドーン!!
シジミ歩兵隊「「「「「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
………。
凛「やったー! 全滅させたにゃ!」
希「なんやったんやろうな、あのシジミ達は…。」
海未「それはともかく、先を急ぎましょう!」
ブォーーーン
海未、凛、希「え?」
ブォーーーン
凛「あれって、かよちん…だよね?」
希「凛ちゃん、あれは花陽ちゃんじゃなくて曜ちゃんや! 確かに、二人は似ているけども…。」
海未「曜がどこに行くか気になるかもしれませんが、今はメリーヴェルの基地に行くことが優先です!」
希「それじゃあ、行こうか!」
タッタッタッタッタッ…
次回に続く!