死後の願い

-11月某日-

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………。

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敗吐「…ふぅ。 ここをこうして、こうやって…ッス。」

敗吐「以前(4ヶ月前)のパン屋は経営してたったの2週間で潰れてしまったッスが、今回こそは絶対に成功させてやるッス!w」

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「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? 助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

敗吐「へ?」

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ドンガラガッシャ-ン!

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グラグラ…

敗吐「ちょっ!?w」

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ゴッ

敗吐「テンチョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

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「おい、事故が起きたぞ!」「人(?)も倒れてやがる!!」「救急車だ、救急車を呼べ!」

 

 

…その後、敗吐は病院に搬送されたが死んでしまった。

かくして敗吐のパン屋を営むという夢は、儚くも散ってしまうのであった…。

 

〜〜〜〜〜

 

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敗吐「まさかサイキョーであるこの俺が、梯子から転落して死んでしまうとは思わなかったッス…w 生まれ変わっても、あの車の運転手だけば絶対に許さないッスよ!w」

敗吐「…ところで、ここはどこッスか?w」

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死神「ここは、黄泉の国。 つまるところ、死者の世界です。」

敗吐「なるほど…、あの世ってわけッスねw …で、お前は誰ッスか?w」

死神「これは失敬。 わたくしは見ての通り、死神でございます。」

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敗吐「えっ、死神!? 待てッス、俺はもう死んでいるッスよ?w」

敗吐「そんな俺に、死神が何の用ッスか!w」

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死神「いや…ね、わたくしは今まで数々の死者を現世から冥界へと送ってきましたが、あなたはどうも可哀想な人生を送ってきたみたいなので、特別にお願いを1つ聞いてあげようかと思いまして来たわけです。」

敗吐「可哀想は余計ッス!w …で、本当に願いを叶えてくれるんッスか?w」

死神「ええ、もちろんですよ!」

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敗吐「…ってことは、俺は今から異世界に転生してウハウハな人生を送れるッスか!?w」

死神「すみません。 わたくし達死神は冥界に誘う役割なので、転生とかそういうのはちょっと…。」

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敗吐「おい、ふざけるなッス!w 何でも願いを叶えてくれるんじゃなかったんッスか!w」

死神「何でもとは言ってませんけどね…。」

敗吐「…じゃあ、可愛い女の子とキスがしたいッス!w それなら、叶えてくれるッスよね!?w」

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死神「え…。 ああ、できますけど…そんなのでいいんですか?」

敗吐「いいッス、いいッス!w」

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死神「…それじゃあ、行きますよ? 我が忠実なる僕よ、我と契約たりて汝を呼び覚ます!」 ビリビリビリビリ

ボワン

敗吐「おっ! いよいよ、可愛い女の子とご対面できるッスねwww」

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デン!

敗吐「…は?w」

死神「るぅぇっ!?」

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敗吐「おい、これはどういうことッスか!w 全然可愛い女の子じゃないッスよ!?w」

死神「あれっ、おかしいですね…。 可愛い女の子で、あなたとキスがしたいと思っている子を召喚したつもりですが…。」

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カイリキー(♀)「あらぁ? 目の前に、アタシ好みの素敵な王子様がいるわ!」

敗吐「やめろッス!w 俺は、お前みたいな気持ち悪い奴とキスなんかしたくないッス!w」

カイリキー(♀)「そう言って、実はしてほしいんでしょ? …もう、ツンデレなんだから。」

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カイリキー(♀)「じゃ、してあげるわね!」

ブッチュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

敗吐「テンチョオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

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死神「あぁ…、死してなお悲惨な目に遭うとは可哀想に…。 …でもまあ、女の子とキスできたんだから結果オーライですね。」

 

 

こうして、不慮の事故であの世へと行ってしまった敗吐だったが、結局あの世でも春は来ないのであった…。

以上です。