フィギュライブ!『4』

第4話「情愛は憎悪の果てに」

 

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はじまりはじまり!

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プップ-

ビ-

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

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恵里香「いらっしゃいませ〜」

私、伊那麦恵里香(いなむぎ えりか)。

子供のころから夢だったパン屋を経営しています。

…というのも、小さい頃に幼馴染のたっくんが「将来は一緒にパン屋を開こうね。」と言ってくれたからです。

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でも、たっくんは小学校を卒業すると同時に家の都合で他県へと引っ越していきました。

…たっくん、今頃元気にしているかなぁ…?

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「どけっ!」 「キャーッ!」 「いたぞ、あそこだ!」

恵里香「?」

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「捕まってたまるかよぉ!」

K察「犯人よ、止まりなさい! これ以上逃げると、罪が重くなるぞ。」

「くそっ、こうなったら…。」

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恵里香「きゃあっ!?」

「おい、動くな! 動くとこの女の命は無いぞ!」

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K察犯人に告ぐ、今すぐ人質を解放しなさーい!」

K察さんよぉ、人質を解放したければ俺を追ってくるんじゃねーぞ!」

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恵里香「…あれ? この冷たい手の感覚、もしかしてたっくん? たっくんなのね!?」

たっくん「俺をたっくんって呼ぶってことは、お前恵里香か!」

恵里香「そうだよ、私だよたっくん。 小学校の時以来だね!」

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恵里香「ところでたっくん、K察に追われてるけど何か悪い事をしちゃったの?」

たっくん「いや…なんというか、親父の借金がどうにも返せないから銀行強盗をやらかしちまって…。」

恵里香「駄目だよ! いくら借金が返せないからって、犯罪に手を染めるのは間違ってるよ!!」

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たっくん「そう言われても、もう過ぎてしまった事だからどうしようにも…。」

恵里香「ううん、まだやり直せる! たっくんは、ちっちゃい頃私と一緒にパン屋をやりたいって言ってくれた優しい人なんだから、罪を償おうよ。」

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たっくん「…そうだな、俺が間違っていたよ。 銀行強盗をしてしまった罪は償わないとな…。」

恵里香「たっくん…。」

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たっくん「刑事さん、迷惑をかけてすみません。 俺が間違っていました。」

K察「良い彼女を持ったな。 …だが、犯罪は犯罪、しっかりと罪は償ってもらうぞ。」

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たっくん「恵里香…俺が足を洗ってムショから出た時は、一緒にパン屋を経営しような。」

恵里香「うん…!!」

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バタン

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ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ウ-ウ-ウ-ウ-ウ-

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恵里香「たっくん、私待ってるからね…。」

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「情愛は憎悪の果てに」、これにて完結。

 

 

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真姫「…何これ、イミワカンナイ! こんなめちゃくちゃな物語で、誰が感動するって言うのよ。」

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ダイヤ「ぴぎぃぃぃぃぃぃっ!!」 オ-イオイオイオイ

花陽「ううっ…ぐすっ…。」

真姫「(えぇーっ!?)」

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穂乃果「いやいやいや、あれのどこに感動する要素があったのさ!?」

花陽「だって、せっかく会えたと思った二人がまた離れ離れになるんですよ…!? そんなの、花陽は耐えきれませんっ…。」

ダイヤ「あんまりですわ〜!!」

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花丸「ううっ…。 こんなに感動したの、島崎藤村『夜明け前』を読んだ時以来ずら…。」

真姫「(そこはせめて、小説の題名じゃなくてドラマのタイトルで例えなさいよ…。)」

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穂乃果「…というかさ、今回はラブライブの要素ほとんどなくない!?」

花陽「はっ…! 確かに。」

真姫「いや、いつもと大して変わらないでしょ…。」

 

第4話、終わり。